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完全に個人の趣味でマイホームページを作ってみました。身の回りの出来事や趣味でやっていることなどを徐々に載せるつもりです。みなさん、暇だったら偶に遊びに来てね!

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平成28年3月3日更新
最近、アンプの自作にハマってるが新しく素晴らしい回路とICがどんどん出てきてまさに「眼華瞭乱」となり、作ってもきりがない。ここにご紹介する自作の「LM3886」というパワーアンプICを用いたDCアンプをもってしばらくはアンプ作りをお休みにすると考えている。
「LM3886」というICそのものは新しくはないが昔メーカーにもよく採用されたチップだ。現在でもその音質の良さが高評されていてしかも各種の基板やキットは、ヤフーオークでもネット通販でも容易に入手ができて昔に比べると価格もずいぶんお安くなった。自作派にとって手を出しやすい存在だ。
今回入手したのは「ステレオLM3886DCアンプキット電源基板・バッファ基板付き」というものだ。販売価格は9000円。
 
パワーアンプ基板と部品左右チャンネル計2
 
バッファ-基板と部品
電源用平滑回路基板と部品
半田付けが完了してこんな感じ
 
これで大半ができたが後は可変抵抗器(ボリューム)、スイッチ、電源トランス、ヒットシンク等は別途用意しないといけない。特にいい音を出すには強力な電源トランスが不可欠だ。
そこでトロイダルトランスを購入した。ボリュームとスイッチは所有物を流用し、ヒットシンクは不要となったパソコン電源の部品を再利用する。アンプ本体の大きさを抑えるために電源部をアンプから分離して古いPC電源のシャシーを再利用することにした。これはまたノイズ対策にもなるのだ。アンプ本体のシャシーはいつもの手法で木箱を利用する。
完成したアンプ本体
オペアンプの最高峰
と言われるOPA627BP
バッファーアンプ部に使われたオペアンプのズームアップだ。もともとはOPA2134という2回路入りのものだったが後日にOPA627BPという1回路入りタイプのものにグレードアップした。OPA627BPはオペアンプの最高峰と言われるICだ。したがってOPA2134の200円台に対しOPA627BPは3000円台とかなり高価となる。しかも1回路しか入っていないので2個が必要なのだ。さらにOPA2134の代わりに使えるには変換ソケットが必要なのだ。合わせて7000円あまりもするんだ。けれど、オペアンプで遊ぶなら一度はやってみなくてはいられなかった。さすがにオペアンプの最高峰だけあってOPA2134に比べてさらに一段と上品な音質となった。
 
パソコン電源のシャシーにトロイダルトランスを入れて固定し、平滑回路基板を上に固定して電源部の完成だ。側面に固定されたもう一枚の基板は後日に追加したもので、3300μFと1000μFの電解コンデンサを2個ずつ追加し合わせて容量が28400μFに達し「強力」と言えるだろうか?さらに高周波を取り除くために0.22μFと0.68μFのフィルムコンデンサをパラに入れ電源のクリーン化も図った。
 
それでは、試聴の感想だ。
Raspberry Pi 2の音声出力をLM3886に入れ、音楽を流し、そしてドキドキしながらLM3886のスイッチをオン!
なんじゃ?!こりゃあ。や~ばい!!!
昔買ってた〇ンキョ、〇イオニアなどメーカー製のアンプは何だったのだろうか。悔しい気持ちが沸いてきた。早くアンプの自作をすれば良かった。後悔にまた後悔!
皆さんにもぜひ聞いていただきたい。この音は。
 
 
もう一点、このLM3886というICは両電源仕様となっていて±9V~±35V幅広い電圧に対応。今回、自分の使用環境を考慮して出力を抑え±16Vを採用した。両電源なので、給電線は3本が必要だ。つまり、+極、0極(GND)、-極の3本構成だ。これだけ工夫をして強力且つグリーン化された電源部だからLM3886だけに使ったらもったいない。そこで左の写真に写った装置を導入した。ヒットシンクがあったのはDC/DCコンバーターで16Vから12Vに変換する役割を。横のユニバーサル基板には電解コンデンサとフィルムコンデンサをのせてDC/DCコンバーターが発生するノイズを取り除くためだ。スイッチを設けて±16V側に入れるとLM3886に給電し、12V側に入れるともう一台単一電源で稼働する「0dB HyCAA+TDA1552Q」ハイブリッド構成のアンプに給電する仕組みだ。これでオーディオ専用の「給電箱」の誕生だ。
 
 
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